Aroma Beauty & Craft School

アロマテラピーとは

AEAJ認定講師
東京・埼玉・京都
アロマテラピースクール

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■アロマテラピーとは

 
アロマテラピーは、植物から抽出した天然の精油(エッセンシャルオイル)を用いて、心身のトラブルを改善したり、健康増進や美容に役立てていこうとする自然療法です。

 

 

■精油(エッセンシャルオイル)とは

 植物の香り成分を抽出したもので、花や葉、根、果皮、木などの大量の原料植物を必要とする貴重なものです。

例えばよく利用されるラベンダー精油では1kgを得るために花穂が100~200kg必要です。

アロマテラピーで利用される小瓶に入った精油の一滴に換算すると約5~10kgの花穂が必要になります。

各植物によって特有の香りと機能を持ち、アロマテラピーの基本となるものです。

※アロマテラピーでは100%植物から抽出された精油を使用します。中には似た名で販売されている合成香料もあるので注意が必要です。

 

 

■アロマテラピーの歴史と源流

 

アロマテラピーという言葉自体が登場したのは20世紀初頭のフランスで、とある科学者が実験中の事故で負った火傷に精油を用いてその効能を自ら体験したことが始まりです。日本へは90年代に入ってから知られていき現在に至ります。

その点だけ見るとまだまだ歴史は浅いように感じますが、体系化こそされていないものの人類は太古の昔より植物のチカラを利用してきたといわれています。

1つの例として紀元前3000年前頃のエジプトでは、ミイラ作りの際に死者の防腐処理にミルラなどの香木の樹脂を利用したり、さまざまな治療に利用してきました。 

現在でもミルラの精油は樹脂から抽出され、その抗菌作用や消炎作用をはじめとする皮膚に対する様々な薬理作用が重宝され、アロマテラピーの分野でも肌のトラブルや美容によく利用されます。 また香りは私達の心を落ち着かせる働きを持つため古代初期から現代に至るまで宗教儀式にも利用されています。

 

世界中に広がり、受け継がれた植物療法は体系化されて現代医学のもとになっていますが、中でも「香りのチカラ」に注目したのがアロマテラピーの源流です。

 

 

■アロマテラピーのメカニズ

~香りがココロとカラダに作用する経緯~

 

五感のなかで唯一脳にダイレクトに伝わるのが「嗅覚」です。

香りの分子を嗅覚がキャッチすると、感情や本能をつかさどる「大脳辺縁系」や自律神経をつかさどる「視床下部」にその情報が伝わります。

その結果脳内で様々な指令が出され体温が変化たり、睡眠の状態が変わったり、ホルモンの分泌状況が変わったり、免疫機能が向上するなどのさまざまな変化をカラダに及ぼしバランスを整えます。

また、アロマテラピートリートメントとしてカラダにマッサージをしたり、アロマテラピーで作ったクリームなどをカラダに塗布する事で精油成分が皮膚を通して身体に働きかけることも分かっています。

 

 

■アロマテラピーの楽しみ方 

 

お好きな香りの精油をひとつ手にいれたらティッシュやハンカチに1、2滴垂らして香りを楽しんでみてください。

香りは直感でお好きなものを選んでもいいですし、リフレッシュが目的ならオレンジ・スイートやグレープフルーツなどの柑橘系がおすすめですし、お仕事中の集中力を高める事が目的ならペパーミントやローズマリーなどの清涼感のある香りもおすすめです。

特別な物は必要ありませんのでアロマテラピーを生活に取り入れてみたい人はぜひこんな方法からスタートしてみてください。

※ハンカチに精油のシミができる事がありますのでご注意ください

 

さらにその精油を使ってお湯と入れ物と精油があれば直ぐに足浴や手浴を楽しむ事もできますし、少し専門の知識が要りますが蒸気吸入法も試す事ができます。

※精油の中には皮膚刺激の強いものや光毒性のあるものもありますので正しく精油を使う事が大切です。

 

精油の適切な使用量が分かれば精油と他の基材を組み合わせてアロマテラピートリートメントをしたり、ナチュラルクリーニングのアイテムを作って日々のお掃除をしたり、防虫剤やリネンスプレーなどを作って日常の色々な場面で利用する事ができるようになります。

さらに各精油の心理的作用や薬理作用、禁忌まで理解して安全な取り入れ方が分かれば自分の心身の状態や皮膚の状態に合わせてオリジナルのアイテムをアロマテラピーで作る事もできるようになります。

 

まずはあなた様のお助けになりそうな精油を1つ見つけていただけると嬉しいです。

 

※一部AEAJの定める定義や用語を引用しています。